AIに目覚めはじめた
AIなんて関係ない。
最初は懐疑的だった人が、便利な機能を一つ知ったことで、一気に興味を持つこともあります。
これは、とても良いことだと思います。
でも、「AIなら何でもできる」には少し注意が必要です。
AIでできると仕事で使えるかは別物です
AIを知れば知るほど、
「これもできるんじゃないか」
「だったら、あれもAIでできるんじゃないか」
と考えるようになります。
誰でもそうでしょう。
ただ、
「AIでできること」と「AIを使って実際に会社の仕事を成立させること」は別物なんです。
例えば、システムを作ろうとする場合、
「AIにプログラムを作らせる」
こと自体は、かなり現実的になっています。
でも実際には、
その前に考えないといけないことが山ほどあります。
・現在の業務はどうなっているのか
・何を、どの範囲をシステム化するのか
・例外処理はどうするのか
・データをどう管理するのか
・セキュリティをどうするのか
・障害が起きたらどうするのか
・誰が保守するのか
・既存システムとどうつなぐのか
……という話です。
つまり、
「AIは、作れます」
「AIは、作ってくれます」
しかし、
一番大変なのは、
「AIに作ってもらうための指示を出せますか」
なんです。
そして次が、
「AIが作ったものをチェックできますか」
なんです。
これって、思っている以上に大変です。
自分の遊びで作るものならいいですが、会社の経営に直結するようなデータを扱うものになると、間違いは許されません。
もしも、それをやらなければいけないとしたら、
どんな仕事をしているのかを理解し、どのように作り上げるかをすべて理解しておく必要があります。
それが、AIを使う上で大切なことなのです。
大事なのはAIではなく、仕事
「AIでやりましょう」
ではなく、
「何に困っていますか?」
「どうなったら仕事が楽になりますか?」
から考えることで、AIが活きてきます。
例えば、AIに、
「こんな仕事をしていて、こんなデータをこんな処理しているんだけど、こんなところが大変で……」
と相談してみる。
すると、今までとは違う方法を提案してくれることがあります。
エクセルのマクロやプログラムだって、かなりのところまで作ってくれます。
では、何が大事なのでしょうか。
大事なのは、「AIにどう聞くか」だけではありません。
自分の仕事を、どれだけ理解しているかです。
どこに問題があるのか。
何が大変なのか。
どうなれば仕事が楽になるのか。
要は、「今の仕事を言語化できるか」がポイントです。
そこが分かれば、AIと会話のキャッチボールをしながら、問題を見つけていくこともできます。
ここまで読まれて、「へー、面白そうだな」と思われた方はぜひ、AIを使ってみられることをお勧めします。
逆に、
「そんなのめんどくさい」
「今のやり方の方がいい」
となれば、AIは必要ないかもしれません。
AIの利用が当たり前になった今だからこそ
これまで現場の一部だけがAIを使っていたかもしれませんが、大きな波がくるかもしれません。
AIに懐疑的だった経営層がAIの力に気づいた時です。
そうなると、会社としてのAI活用が一気に進む可能性があります。
だからこそ、
「AIを導入すること」ではなく、
「この世にどんなAIがあるのか」
「どんなことができるのか」
「AIを使って何を良くしようと思うのか」
「AIを使う上でどんな問題があるのか」
を考えること、そして考える人が今後、重要になってきます。
おまけ
私のデスクの上では、ローカルで動くAIが、私の顔を見て「不機嫌そうですよ」と警告してくれてます(笑)。


パソコンを見ていると、妻から「しかめっ面になってるよ」と言われてしまうので、どのくらいしかめっ面をしているのか見てみようと思って、作ってみました。
1~2万円のボードPC(Raspberry Pi)とwebカメラがあれば、こんなものが簡単にできる時代です。
「こんなのが欲しい」とAIに相談しながら、1時間ほどでできました。
プログラムは、ほぼ全部AIが書いています。
私は「こんなのが欲しい!」と伝えただけです。
ただ、これも、遊びだからこれでいいですが、製品にしようとするときちんと動かないといけないので、どのくらい正確に動くか、を考えないといけません。
これが、AIで何でもできるけど、仕事で使うときに注意すべき点なんですね。
やりたいこと、大変なことを言語化できれば、AIは最高のパートナーになってくれます。
ぜひ、AIに挑戦してみてください。

